意外と知られていない環境に優しい制度のご紹介です。
宅内雨水浸透ますに対する助成制度
雨水浸透ます
横浜市では、都市化の進展により雨水浸透機能が低下し、雨水流出量の増加、良好な水辺の喪失が進むなど、水循環系が大きく変化しています。このような状況に対し、雨水浸透機能を向上させ、浸水被害の軽減、健全な水循環の回復に効果的に取り組んでいく必要があります。
雨水浸透ますは、水循環回復のための方策の一つで広く全国的に設置が進められています。
「雨水浸透ます」とは?
構造
雨水浸透ますは、普通の雨水ますと違って、底と壁面に穴が開いています。ますの底と周りを砕石で囲んで、土がますにじかに触れないようにします。
役目
雨水浸透ますを設置することによって、雨水を地中に浸み込みやすくします。
効果
ますに集めた雨の一部が地中に浸み込むことによって、全ての雨水が一度に川に流れ込まず、浸み込んだ雨は、地下水や湧水となってゆっくりと川に到達します。これにより、浸水被害を軽減し、また、樹木の育成を助け、豊かな自然の回復に役立ちます。
雨水浸透施設設置基準
横浜市では、雨水浸透ますが効果的に機能を発揮し、また、近接する建物や擁壁などに浸透水が影響を与えないよう、雨水浸透施設設置基準を定め、これに沿って雨水浸透ますを設置することとしています。この中で、ますの構造、建物や擁壁等からの離隔、考慮する土質条件や地下水位条件について説明しており、さらに、浸透施設設置判断マップの活用方法についても説明しています。
浸透桝設置に桑水流工務店は積極的に推薦致します。